福祉分野での人間関係の重要性
私は病院でソーシャルワーカーとして働いています。
私も福祉の分野で働く人間として、このテーマについて考えることが良くあります。
福祉とは、自分で身を守る「自助」、地域でお互いに助け合う「互助」、制度やサービスでサポートする「公助」、この3つから成り立ちます。
全てが機能して地域のノーマライゼーションが図れると思います。
そこで、私はどのような存在かと言うと、一つは病院のソーシャルワーカーという立場です。
そのネームバリューがあるから、地域の皆さんが頼ってくれるのですが、実はそれだけでは「公助」の機能しか果たせていません。
地域に住む、一人の人間としてもコミュニティに貢献しなければならないと思います。
そのためには、地域の人たちとの人間関係をしっかり構築して、「病院に来る人」でなく、「普段のその人」を知る必要があるのだと思います。
このように、本来の福祉とは、職業的なものばかりでなく、普段の人間関係から作るものだと考えます。